伊勢新聞

椿岸神社で奉納揮毫 書道家・髙橋清泉さん 日頃の感謝と書の上達祈願 三重・鈴鹿

【拝殿で奉納揮毫をする髙橋さん=鈴鹿市山本町の椿岸神社で】

【鈴鹿】三重県四日市市笹川の書道家髙橋清泉(本名・清香)さん(35)は11日、鈴鹿市山本町の椿大神社別宮の椿岸神社で奉納揮毫(きごう)をして、日頃の感謝と書の上達を祈願した。関係者や参拝者ら30人余が見守った。

【完成したパネルを披露する髙橋さん=鈴鹿市山本町の椿岸神社で】

神職による祈祷後、髙橋さんは縦約1メートル、横約1・5メートルのパネル左側に大きく「優」の文字を書き、筆を変えて「あなたの存在が心強く、わたしは前を向いて歩んでいけます。いつもありがとう」としたためた。右肩には同神社にちなんで赤の鈴鹿墨でツバキの花を描き添えた。ピアニストの大場由香さんによる電子ピアノ演奏が奉納揮毫の雰囲気を盛り上げた。

髙橋さんは幼少時から書道に親しみ、令和元年からは、書を通じてやる気、元気につなげてもらおうと高齢者福祉施設や幼稚園、娯楽施設などで揮毫している。「芸能の神様である椿岸神社での奉納を実現できて光栄でした。今後も、多くの方々と書を通じての出会いが楽しみです」と話していた。