三重交通グループホールディングス(本社・津市)は令和6年3月期の連結決算を発表した。営業収益は前年同期比5・5%増の982億1800万円で3期連続増収。営業利益は同15・6%増の73億6800万円、経常利益は同9%増の75億3700万円、純利益は同26%増の47億5千万円となり、いずれも3期連続増益の過去最高益となった。
運輸、レジャー・サービスセグメントが好調だった。新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴い、社会経済活動の正常化が進んだことなどが要因。
ビジネスホテル事業では、インバウンド(訪日外国人)の急増が3大都市圏で宿泊施設の需要を押し上げたことで、同地域に展開するホテルの販売単価が大幅に上昇、売り上げが増加した。
7年3月期の連結業績予想(通期)は営業収益が当期比5・9%増の1040億円、純利益は同1%増の48億円を見込んでいる。