伊勢新聞

女性ダンサーらに無許可で接待、男女3人を逮捕、風営法違反容疑 三重県警

【ショークラブから押収したチップや衣装など=四日市南署で(県警提供)】

【四日市】許可を受けずにショークラブの女性ダンサーらに客の接待をさせたとして、県警は9日、風営法違反(無許可営業)の疑いで、ショークラブを営業する会社役員の男2人と女性従業員1人を逮捕したと発表した。

逮捕したのは、ともに会社役員の、愛知県北名古屋市徳重小崎、林正樹容疑者(42)と四日市市ときわ4丁目、淸水一慶容疑者(40)。従業員の名古屋市東区相生町、佐々木聖子容疑者(31)の3人。

逮捕容疑は昨年4月20日―先月13日、四日市市諏訪栄町のショークラブ「バブリー」で、県公安委員会から許可を受けずに、従業員の女性ダンサーらに客の接待をさせた疑い。

生活環境課によると、店では女性ダンサーによるショーが開かれていたが、ショー以外の時間にダンサーが客の横に立って長時間談笑するなどの接待行為が確認された。

また、客が店内で使える紙幣状のチップを購入でき、女性ダンサーに直接渡していたという。

県警は昨年3月、接待行為について情報があり、捜査を進めていた。林、淸水両容疑者は容疑を認め、佐々木容疑者は「談笑が接待に当たるとは思っていなかった」と容疑を一部否認している。