陶人形、独特の表情 四日市でいわさきさん個展

【陶人形に見入る来場者=四日市市安島の山画廊で】

【四日市】三重県桑名市野田の陶芸家、いわさき(本名・岩﨑)智沙さんの陶展「今日もいい一日。」が9日、四日市市安島の山画廊で始まった。陶人形をはじめ、動物や鳥をあしらった愛らしいぐい飲みや皿など、約150点を展示販売している。19日まで。13、14の両日は休み。

いわさきさんは横浜市出身で、イラストレーターで造形作家の顔も持つ。3年前に夫の実家がある桑名市に移住。同年に四日市の萬古焼の技術者を養成する「やきものたまご創生塾」に入塾し、陶芸を学んだ。

成人の女性を表現したという陶人形は、なんともいえない独特の表情をしている。ネコをあしらったぐい飲みの一部は、実際に水を入れて展示。擬人化したネコが、風呂に入っているように見える。

県内で個展を開催するのは初めて。いわさきさんは「特に〝目〟にこだわって作った。人形や動物たちの表情を楽しんで」と話した。