伊勢新聞

器や置物など約500点 津の草生窯で「春の窯場展」 三重

【作品を紹介する前田さん=津市安濃町の草生窯で】

【津】三重県津市安濃町中川の前田憲生さん(76)が主宰する「草生窯」で、恒例の「春の窯場展」が開かれている。日常遣いの器や置物など新旧合わせて約500点を展示販売している。6日まで。

前田さんは昭和61年に同所に開窯。妻の充子さん(67)と共に制作し陶芸教室や公民館で指導しており春と秋に窯場展を開いている。

新作は縁のある皿で、青い釉(うわぐすり)や絵付けしたものなど大きさは6種、旧作では一輪差しなどを展示した。充子さんはかぶとの置物などを出品。同展に合わせ夫妻の友人の手芸や写真を展示しておりシェニール織講師の荒木多美子さん(77)のバッグやポーチは購入できる。

来場の一家族に一点、マグカップをプレゼントする。前田さんは「手に持って使いやすいものを作るよう心がけている」と話した。