【四日市】三重県四日市市三滝台のアマチュア無線家、小林哲夫さん(89)は3日、同市安島の市文化会館第3展示室で、「卒寿記念・モールス電信展」を開いた。開局から25年間で取得した交信証やアワード・コンテストの表彰状など3千点余を展示している。4日まで。
コールサインに応答した国内をはじめ、米国、ロシア、中国、韓国、ブラジルなど約40カ国の仲間と交換した顔写真が添えられた交信記録「交信証」がずらりと並ぶ。
また、決められた時間内に交信した局数とエリア数を競う世界規模の「LET‘S A1コンテスト2004」シニア部門1位、「オールアジアDXコンテスト」東海地区1位、「愛・地球博記念コンテスト」東海エリアトップ賞などの表彰状を展示。
小林さんは名古屋中央電報局からNTT三重支社などへ転勤を重ね、ドコモ関連会社を最後に65歳で退職。その後、本格的にモールス電信を始めた。「トン・ツーの交信で世界中の仲間と交流できるのが魅力。今後も健康が許す限り続けていきたい」と語った。