伊勢志摩が白星発進 サッカー東海社会人リーグ開幕

【後半、ゴール前のこぼれ球に反応し決勝点を決めたFC伊勢志摩のDF宮寺優斗=伊勢市朝熊町の伊勢フットボールヴィレッジで】

三重県中南勢地域が拠点の社会人サッカーチーム、FC伊勢志摩が29日、伊勢市朝熊町の伊勢フットボールヴィレッジで、東海社会人リーグ1部開幕戦の矢崎バレンテFC(静岡)戦に臨み、3―2で逆転勝ちして、9シーズン目の1部リーグを白星発進した。

東海4県の各県リーグから勝ち上がってきた8チームが第14節が行われる9月まで総当たりで対戦する。優勝チームに日本フットボールリーグ(JFL)昇格が懸かる全国地域チャンピオンズリーグへの出場権が与えられる。

県内3チーム目のJFL入りを目指すFC伊勢志摩は、1部3位で終えた昨季をもって、元日本代表の小倉隆史理事長が監督から退き、金守智哉ヘッドコーチが後を継いだ。

指揮官としての初陣を勝利で飾り「まずはほっとした」と話す金守監督は「目の前の試合に100%ぶつかって行きたい」。645人の観衆の前で、2―2で迎えた後半、ゴール前のこぼれ球に反応して決勝点を挙げたDF宮寺優斗は「小倉さんも金守監督も覚悟を持っての決断。絶対優勝して、JFLに昇格したい」と話した。