菰野得点力課題、先発贄は粘投 春季高校野球三重県大会

【津田学園―菰野 先発して3回被安打0、6四死球無失点の菰野・贄投手=津球場で】

2019年以来の春の県大会決勝で苦杯をなめた津田学園に再び決勝で敗れた菰野。「津田に勝ちたかった」と話す戸田監督は「得点能力をもう1つ上げていかないといけない」と夏に向けた課題を口にした。

一方、準決勝まで無失策を誇った守備については一定の評価。投手陣も初戦から準決勝まで3試合連続先発の2年生主戦左腕栄田を筆頭に、2年生を中心に複数の投手に登板機会を与えることができた。

栄田が中堅の守備に就いた決勝で先発登板し、制球を乱しながら3回を無失点でしのいだ2年生右腕贄は羽津中時代ハンドボール部員。本来の持ち味はコントロールと話し「栄田の後ろには自分がいると思ってもらえる選手になりたい」と負けん気を見せた。