第71回春季東海地区高校野球三重県大会(県高野連主催、伊勢新聞社後援)は27日、津球場公園内野球場で決勝があった。津田学園が菰野を4―1で破って5年ぶり4回目の優勝を決め、6日間の熱戦に幕を閉じた。3位決定戦では昴学園が宇治山田商を7―4で下した。
決勝は北地区予選1位の津田学園と同2位の菰野が対戦した。菰野は二回裏に1点を先制したが津田学園が四回表、4連打などで4点を奪って逆転。以降は両校の投手陣が失点を許さなかった。
3位決定戦は県大会で初4強の昴学園と今春のセンバツに出場した宇治山田商が対戦。宇治山田商が五回裏に3点を先制したが、昴学園が直後の六回表に一挙7点を奪い、南地区校対決を制した。
津田学園と菰野は県代表として、来月18日から岐阜市の長良川球場などで開催される東海大会に出場する。抽選会は来月7日、名古屋市内で開かれる。
また、夏の甲子園出場を懸けた全国高校野球選手権三重大会のシード順も決定。優勝した津田学園が第1シードを獲得し、第2シードに菰野、第3シードに昴学園、第4シードに宇治山田商が入った。第5シードは8強のいなべ総合学園▽三重▽明野▽皇學館―の4校。