【四日市】三重県四日市市羽津と鈴鹿市白子のちりめん細工教室「華楽」を指導する中川泰子さん(68)は26日、四日市市安島の市文化会館第4展示室で、2教室合同展「古布ちりめんのお細工展~ちりめんあそび・美しい日本の手技」を開いた。28日まで。
中川さんと生徒10人によるこいのぼりやちりめん人形、小物など、明治から昭和初期にかけての着物古布で作った作品約100点を展示している。
金銀の豪華な刺しゅうの鳳凰(ほうおう)柄の留め袖や産着、小紋、絞り地などでこしらえた長さ約70センチのこいのぼりや吹き流し、NHK大河ドラマ「光る君へ」にちなんだ十二単(ひとえ)を着せたウサギやネコの人形、フジの花のリース、七宝まりなど華やかな作品が並ぶ。
中川さんは「古布ならではの風合いや柄の美しさ魅せられて30年近くになります。多くの方々にちりめん細工の楽しさをお伝えしたい」と話していた。