伊勢新聞

特殊詐欺被害を阻止 三重県警亀山署、ローソン亀山東御幸店の店員に感謝状

【田名瀬署長(右端)と感謝状を持つ佐伯さん(右から2人目)と荒木店長(同3人目)ら=亀山市野村4丁目の亀山署で】

【亀山】三重県警亀山署の田名瀬孝代署長は25日、亀山市野村四丁目の同署で、特殊詐欺被害を未然に防いだとして、ローソン亀山東御幸店=同市東御幸町=の店員、佐伯真実子さん(40)に感謝状を贈った。同署生活安全課の野田哲平課長と荒木成美店長(41)が同席した。

九日、来店した50代の女性が、30万円分のギフトカードを購入しようとしたため、佐伯さんが購入理由を尋ねると女性は、「自分の携帯電話に、NTTを名乗る男から、有料サイトの延滞金が発生しており、ギフトカードが必要と言われた」と説明した。

佐伯さんは詐欺だと感じ、警察に相談するよう応対した後、女性は亀山署に出向き、署員から説明を受け被害を免れた。

荒木店長は「佐伯店員の判断で未然に防ぐことができてよかった」と述べた。

田名瀬署長は「今後も引き続きよろしくお願いします」と述べ、「コンビニ店や金融機関とも連携して詐欺被害防止に務める」と話した。

今年の3月末までの同署管内の特殊詐欺被害事案は架空料金請求詐欺など3件。被害総額は約176万円。