「三重」テーマにアート展 28―29日、高校・大学生 県立美術館・津

【作品展への来場を呼び掛ける高校生ら=伊勢市の明修美術予備校で】

【伊勢】美術系大学への進学を目指す伊勢市などの高校生と、三重県出身の現役美大生らの作品展「Mie学生アート展 三重物語」が、28、29の両日、津市の県立美術館県民ギャラリーで開催される。高校生と大学生が、三重の未来へ思いを巡らせ創造したアート作品約200点を展示する。入場無料。

伊勢市の美術塾「明修美術予備校」で学ぶ高校生を中心とした実行委員会が企画。アートを通じて地域を盛り上げようと、県外の美術大学で学ぶ塾OBやその仲間に呼びかけ、賛同した18人が参加する。

テーマは「三重物語」。三重の歴史文化や自然、地域課題から着想した絵画や写真、立体造形などを出品する。映画「ゴジラ」第1作目が鳥羽市で撮影されたことにちなんで制作した、高さ2メートルほどのゴジラの段ボールアートなどもある。

実行委員長の伊勢高校2年大林葉純さん(16)は「アートを通じ、三重の未来を考えるための作品展。同年代の若い世代に三重の良さを伝え、地域を明るく、楽しくしたい」と話している。

問い合わせは実行委員会事務局=電話0596(21)2005=へ。