菰野の2年生左腕栄田が3回1失点の好投で勝利を引き寄せた。2試合連続の先発登板で、初戦の2回戦で自己最速の139キロをマークした本格派。「力んでしまった」一回、皇學館の1、2番打者に連打されたが、続く3~5番の中軸打者を三者連続三振に仕留めるなど走者を出してからの粘りの投球も光った。
鈴鹿市内の中学校時代は硬式野球のヤングリーグで全国大会も経験。「毎年すごい投手を輩出している。そういう場所で成長させてもらいたい」と菰野への進学を決めた。身長168センチ、63キロと体格では恵まれないが「自分で抑えて、勝つような試合をしたい」と話し、次戦に向けて闘志をみなぎらせた。