鈴鹿「心の森ボランティアサークル」に助成金 キリン福祉財団、地域のちから応援事業 三重

【オンラインで行われた贈呈式】

キリン福祉財団(三宅占二理事長)は、「キリン・地域のちから応援事業」の本年度の助成先に、三重県鈴鹿市土師町の市民団体「心の森ボランティアサークル」(加藤むつみ代表)を選び、19日、キリンビール東海支社(藤本雅彦支社長)と共同で愛知・三重合同の贈呈式を開いた。同団体に助成金30万円を贈った。

同事業は、地域やコミュニティーを元気にするボランティア活動や地域の課題解決に取り組む団体を支援する。本年度は全国497団体から応募があり、139団体を選んだ。総額3841万円を助成する。県内からは4件の応募があった。

心の森ボランティアサークルは、体験型の菜園「心の森ガーデン」を活用しながら、子ども食堂や買い物支援、認知症予防体操などをし、地域の子どもや高齢者などさまざまな人への支援や交流の場を設ける活動をしている。菜園を活用しながら多様な活動を通じネットワークづくりを一体的に実施しており、発展が期待される取り組みとして評価された。

式は、オンラインで行われ、藤本支社長、同財団の大島宏之常務理事らが出席。藤本支社長が加藤代表に対し、同団体の取り組みや評価点など、贈呈文を読み上げた。