【伊勢】三重県伊勢市上地区に、青色回転灯を装備したパトロールカー「青パト」を導入した自主防犯パトロール隊が発足した。犯罪被害への注意を呼びかけながら地域を巡回し、防犯につなげる。
自治会活動に使う区専用の軽車両を導入したことから、前区長の清水宏和さん(68)が、防犯活動にも活用しようと発案した。車両には、青色回転灯を装備。警察の講習を修了した60、70代の住民有志8人によるパトロール隊を立ち上げた。隊員が中心となり、週6日ほど地域を巡回し、音声で詐欺被害防止を呼びかけたり、不審者の監視、お年寄りへの声かけなどを行う。市内で青パトを実施するのは、上地区を含み4地区。近年の発足は珍しいという。
18日に、同市上地町の上地町公民館前で発足式が開かれた。パトロール隊代表を務める清水さんは「住民の生活に寄り添った巡回活動を行い、防犯意識の向上につなげたい」と話していた。