「再犯防止に力」三重刑務所長の井上氏が就任あいさつ 本社来訪

【小林社長(右)に新任のあいさつをする井上三重刑務所長】

【津】1日付で三重刑務所長に就任した井上済氏(53)が16日、津市本町の伊勢新聞社に小林千三社長を訪れ「再犯防止に力を入れたい」と抱負を述べた。

井上氏は元受刑者の再犯防止の取り組みとして、企業が就労を支援する日本財団の「職親プロジェクト」三重支部が先月発足したことを紹介し「刑務所で受刑者がどういう生活をしどういう教育を受けているか、多くの方に見て頂く機会を増やし社会の居場所を確保することに理解を深めて頂きたい」と述べた。

また「(受刑者が読む)刑務所の図書が古くなっており何とかしたいと話している。本から知識を得て社会に出てもらいたい」と述べた。

小林社長は「一冊でも面白い本を読むとそこから広がる。良い書物が読めるよう協力したい」と述べた。