【四日市】津市白山町の陶芸家、高山大さん(51)の個展が、四日市市安島の山画廊で開かれている。21日まで。15、16の両日は休み。
約10年にわたって作り続けている「黒陶」と呼ばれる作品を展示した。もみ殻の中で黒色に焼き上げ、漆を施す。花器を中心に、茶わんや菓子器など約40点が並ぶ。
高山さんは、京都市の陶芸家、近藤高弘さんに師事し、29歳で独立。昨年7月には、来館者の投票によって大賞が決まる菰野町のパラミタミュージアムの「パラミタ陶芸大賞展」で大賞に選ばれた。陶芸家として活躍する一方でもう一つの顔は、津市の光泉寺の住職でもある。
今年に入り、新たな取り組みにも挑戦した。土に鉱物の「雲母」をまぜて仕上げたという花器は、黒地でありながら、ところどころキラキラと輝く。高山さんは「じっくり見てもらえたら」と話す。会期中は14日を除いて、毎日在廊する。