「輪島朝市」描いた油彩画 画家・窪田英憲作品展 いなべ・三重

【輪島朝市を描いた油彩画に見入る来館者=いなべ市北勢町田辺の哲学舎という名の美術館で】

【いなべ】三重県いなべ市北勢町田辺の哲学舎という名の美術館は、「野の画人・窪田英憲作品展~能登半島・いのちを訪ねて~」と題した企画展を開いている。石川県の風景や日常にある身近なものを描き続けた同県白山市の画家、窪田英憲さん(1934―2019年)の作品14点を展示している。5月26日まで。休館日は毎週月、火曜(29日と5月6日は開館する)と、ゴールデンウイーク期間中の30日―5月5日。

窪田さんは平成25年に哲学舎という名の美術館で個展を開いたことがあり、同館は遺族から数十点ほど絵画を預かっている。その中に、輪島市の「輪島朝市」を描いた油彩画がある。能登半島地震被災地の一日も早い復興を願い、かつての風景を見てもらおうと同展を企画した。

展示した作品は、油彩画が中心でパステル画2点を含む。魚をさばく老婆と朝市の活気ある様子を描いた作品や、白山市の神社にある大ケヤキ、野菜や果物を描いた静物画も並ぶ。

入館料800円(生チョコと飲み物が付く)。問い合わせは同館=電話0594(72)7867=へ。