伊勢新聞

五人五様の水彩画 四日市で「萌の会」作品展 三重

【会員らの会心作が並ぶ会場=四日市市安島の市文化会館で】

【四日市】三重県四日市市海山道町の三浜文化会館で研さんする水彩画愛好会「萌の会」(久枝正則幹事)は5日、同市安島の市文化会館第四展示室で、第25回「萌の会水彩画展」を開いた。会員5人の静物、風景画など会心作22点を展示している。7日まで。

菰野庁舎近くから初夏の山々を望む「御在所岳」、郷里新潟の稲の刈り取りを前にはさ木を準備する人々を描いた「遠い想い出」、カボチャやトウモロコシ、トマトなどを質感豊かに表現した「野菜」、ピンクのシクラメンと白い水差しを描いた「花」など、水彩ならではの柔らかな色使いで仕上げた作品が並ぶ。

画歴20年の久枝幹事(86)は「絵筆を執るひとときは年を忘れて没頭できます。五人五様の個性を楽しんでいただきたい」と話していた。