伊勢新聞

伊勢の各所で桜見頃 夜間ライトアップ、屋台も 三重

【見頃を迎えた宮川堤の桜=伊勢市で】

【伊勢】三重県伊勢市の各所で桜が見頃を迎えた。「日本さくら名所百選」に選ばれている市内の宮川堤では4日、開花が進み、大勢の人が花見を楽しんでいた。

市内を流れる宮川右岸の堤防沿い約1キロに、ソメイヨシノを中心に約700本が並ぶ。市の担当者によると六分咲き。臨時駐車場(約150台分)が利用できる。7日まで夜間ライトアップ(午後9時まで)を実施する。露店の出店は10日まで。

同市岡本の国史跡「旧豊宮崎文庫」の敷地内にある市の天然記念物「オヤネザクラ」は満開を迎えた。山桜の一種で、最初は花が白く、満開近くになると濃いピンク色に色づくのが特徴。敷地内ではオヤネザクラの原木2本のほか、ソメイヨシノなど約30本も見頃となっている。史跡は開花に合わせ、7日まで公開されている。

伊勢神宮内宮周辺の五十鈴川堤では、ソメイヨシノの見頃に合わせ、河川敷やおかげ横丁で「五十鈴川桜まつり」を開催中。7日まで。川沿いに団子や花見弁当などを販売する屋台が並ぶ(午前10―午後8時半)。夜桜のライトアップもある。

おかげ横丁の飲食店「野あそび棚」と「とうふや」では、特別花見席を用意(要予約)。6、7日は、横丁の太鼓櫓で、和太鼓の演奏イベントがある。