亀山のサクラ名所、見頃近づく 多門櫓周辺や太岡寺畷 三重

【八分咲きのソメイヨシノ=亀山市本丸町の旧亀山城多門櫓周辺で】

【亀山】三重県亀山市のサクラの名所、同市本丸町の旧亀山城多門櫓(やぐら)周辺では4日、サクラ(ソメイヨシノ)が八分咲き、同市太岡寺町の太岡寺畷(たいこうじなわて)は五分咲き程度で、どちらも例年より10日ほど、満開が遅れている。

【五分咲きのソメイヨシノ=亀山市太岡寺町の太岡寺畷で】

多門櫓は県内で唯一の城郭建造物で、城下町として歴史を語る同市のシンボル的建物。ピンク色の花が、多門櫓の白壁に映える写真スポットとして毎年、市内外から多くの人が訪れている。今週末が見頃。

一方、同市太岡寺町の旧東海道の鈴鹿川左岸に沿って約2キロにわたる太岡寺畷には、約200本の桜並木が続いている。地元住民によると、満開には数日かかるという。

多門櫓のサクラの花を見に来た鈴鹿市の60代男性は「満開を期待してきたが、まだ少し早かったですね。週末にもう一度来ます」と話していた。