志摩ブランド、新たに4品認定 バウムクーヘンや組子 三重

【橋爪市長(左から2人目)から認定書を授与された事業者ら=志摩市役所で】

【志摩】三重県の志摩市はこのほど、市役所で志摩ブランド認定書授与式を開き、お菓子職人おとべ(阿児町)の「リアスバウムクーヘン」、小堀木工所(浜島町)の「組子細工の行灯(あんどん)」と「組子と寄木(よせぎ)のコップ」、河井ファーム肉よし(阿児町)の「伊勢志摩パールポークほろよい」の計4品を新たに認定した。

志摩の魅力ある品を全国に発信し、地域経済の活性化を図るため、平成23年度から優れた地域資源を志摩ブランドに認定し、今回で27品となる。

リアスバウムクーヘンはリアス海岸をイメージしたごつごつとした形状が特徴。伊勢志摩産の米粉を使い、じっくりと時間をかけて焼き上げた。

組子細工の行灯や組子と寄せ木のコップは、くぎを使わずに細い木の桟を幾何学的な文様に組み付ける伝統技法を用いて制作している。

パールポークほろよいは、志摩産アコヤ貝の微粉末と伊勢角屋麦酒のモルトかすを全粒粉砕トウモロコシに加えた飼料で自家生産した三元豚。柔らかく肉のうま味が豊かな味わいという。

授与式には、お菓子職人おとべの乙部安成代表取締役と小堀木工所の小堀明宏代表取締役、河井ファーム肉よしの杉木秀行販売部長が出席。橋爪政吉市長は「しっかりと応援し、さまざまな場面でPRしていきたい」と話し、3人に認定書を手渡した。

3人は「地域活性化につながればと取り組んできたので志摩ブランドに認定されてうれしい」「志摩にはこういう商品があると知ってもらいたい」などと話した。