伊勢新聞

レジ袋に市指定ごみ袋代用 プラごみ削減へ、伊勢市とスーパー協力 三重

【レジ袋の代用としてばら売りする指定ごみ袋を手にする市とビッグの担当者=伊勢市のザ・ビッグエクスプレス神田久志本店で】

【伊勢】プラスチックごみを削減しようと、三重県の伊勢市は1日、市内近郊のスーパー3店舗で、市指定のごみ袋を1枚単位で販売し、レジ袋の代わりに使ってもらう取り組みを始めた。買い物袋として使った後は、家庭でごみ袋として利用してもらいプラスチックごみの減量につなげる。

市の取り組みに賛同したイオングループの「イオンビッグ」が運営する3店で実施。市内のザ・ビッグエクスプレス神田久志本店と小俣店、玉城町の玉城店で、指定ごみ袋(15リットルサイズ)を1枚5円で販売し、買い物袋に活用してもらうことでレジ袋の使用を減らす。

市は平成19年から、レジ袋有料化やマイバッグ持参の推進に取り組んできた。レジ袋の代用として指定ごみ袋を販売している全国の事例を知り、市内のスーパーなどに協力を呼びかけた。県内では初の取り組みとなる。

初日は神田久志本店で、市職員らが買い物客にチラシを手渡し、理解を呼びかけた。ごみ減量課の林歩課長は「ごみの削減と環境への意識の向上につなげたい。賛同いただける協力店を拡大し普及を進めたい」と話した。イオンビッグ人事総務部の川畑裕一さんは「マイバッグに入りきらなかった際や学生の方にも利用してもらい、環境意識を高めるきっかけにしてもらえたら」と話していた。