伊勢新聞

「こども家庭センター」を設置 鈴鹿市、保健センターと市役所に 三重

【新たに「こども家庭センター」の名称が加わった看板=鈴鹿市役所西館で】

【鈴鹿】三重県の鈴鹿市は1日、市保健センターの子ども保健課と市役所西館の子ども家庭支援課の2カ所にそれぞれ「こども家庭センター」を設置した。

体制強化が狙い。母子保健分野を担当する子ども保健課と、児童福祉分野を担当する子ども家庭支援課が連携することで、妊娠期から18歳までの全ての子どもの社会的自立に至るまでの包括的、継続的な支援をする。

センター長に子ども政策部長、統括支援員に子ども保健課長をそれぞれ充て、指揮命令を統一することで、母子保健機能と児童福祉機能の一体化を図る。

新たに合同ケース会議の開催、要支援者とともに考えるサポートプラン策定やその支援などに取り組んでいく。

坂本悦子センター長は「これまでも連携してきたが、改めてセンターになったことで一層の連携強化を図ることができる。よりよい支援につなげていきたい」と話した。