伊勢新聞

地域活性の活動成果発表 いせミライプロジェクト参加高校生ら 三重

【鈴木市長(左端)に活動報告をする高校生たち=伊勢市役所で】

【伊勢】三重県伊勢市の高校生が地域活性に向けた活動を企画、実践する市の事業「いせミライプロジェクト」の報告会が28日、市役所で開かれた。地域を盛り上げようと1年間活動した高校生たちが、鈴木健一市長に成果を発表した。

プロジェクトは、高校生がまちづくりに参加するきっかけにしてもらおうと、市が昨年度立ち上げ、2年目。今年度は、公募した市内4校の15人が参加した。

高校生たちは昨年6月から、放課後や休日に集まって活動。SNS(交流サイト)を活用して伊勢の魅力を伝える動画を発信したり、伊勢まつりに参加して出店やステージイベントを企画運営した。市民約100人が参加したスポーツ大会を主催し、地元のスイーツ店などに出店を呼びかけミニマルシェも企画した。

報告会で生徒らは、活動内容や反省点を発表。鈴木市長は「高校生が地域のことを考えて動くことで、町や人が動くと実感した。経験を今後に生かしてほしい」と話した。

報告した宇治山田商業高2年中川菜月さん(17)は「地域に関わりたいと思って参加した。思い通りにいかないこともあったけど、学校ではできない多くのことを学んだ。経験を今後の学校生活や将来に生かしたい」と話していた。

プロジェクトは来年度、新たにメンバーを募り活動する。