伊勢新聞

大型遊具リニューアル 亀山公園「わんぱく広場」、完成祝う 三重

【遊具で遊ぶ子どもら=亀山市若山町の亀山公園内「わんぱく広場」で】

【亀山】三重県の亀山市は29日、同市若山町の亀山公園内「わんぱく広場」の大型複合遊具を全面改修し、誰もが楽しめる「インクルーシブ」機能を備えた同広場の完成式典を、同公園に隣接する市社会福祉センターで開催した。同日午前11時から、広場を一般開放した。

【テープカットで「わんぱく広場」の完成を祝う櫻井市長(中央)ら=亀山市若山町の市社会福祉センターで】

式典では、櫻井義之市長や中原博教育長、園児らがテープカットして祝った後、亀山愛児園と第一愛護園の年中園児計50人が、「公園に行きましょう」を合唱した。

櫻井市長は「亀山公園は明治6年に都市公園制度が制定され、全国で指定された84公園の一つ」とし、「わんぱく広場が、子どもたちの元気な笑顔で満ちあふれ、市民の憩いの場として世代を超えて、末永く愛され続けることを願っている」と式辞を述べた。

全面改修した広場には、県内最大級の高低差約12メートル、全長約72メートルのローラースライダー「天空のすべり台」に加え、子どもたちの冒険心や挑戦意欲を育む大型複合遊具を設置した。

また、「仲間はずれにしない」「みんな一緒」という意味で、さまざまな人が自分に合った遊具で遊び、誰もが楽しめる「インクルーシブ」機能を備えた、3連ブランコや回転遊具「くるくるテラス」も備えた。

改修工事は、昨年7月から着手し、総事業費は約1億4千万円。