伊勢新聞

「そよら鈴鹿白子」がオープン サンズ跡地に都市型ショッピングセンター 三重

【グランドオープンした店内に入店する買い物客ら=鈴鹿市白子駅前のそよラ鈴鹿白子で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市白子駅前の白子ショッピングタウンサンズ跡地に28日、イオンリテール(本社・千葉市、井手武美社長)の都市型ショッピングセンター「そよら鈴鹿白子」がグランドオープンした。

同社の新業態「そよら」の県内出店は初となり、全国で9番目。

「日常生活で一番便利な生活拠点」として、食料品や日用品、薬や衣料品などを扱う「イオンスタイル鈴鹿白子」を中心に、12店舗の専門店で構成する。

敷地面積約2万1672平方メートル、延床面積1万1379平方メートルの地上2階建て。駐車場は約291台。

屋上の一部は市と協定締結し、津波発生時の緊急避難施設として使用する。

開店前のオープニングセレモニーで、井手社長は「3年間お待たせした。これから末永くみなさんとともに成長したい。買い物だけでなくみなさんのつどいの場になるように運営していく」とあいさつ。

テープカットには井手社長のほか、末松則子鈴鹿市長や地域の代表など10人が参加し、紅白のリボンにはさみを入れた。

開店時間を5分早めて8時55分に開店。開店前から集まった約800人の買い物客が次々と店内に入り、店内は一気に賑わった。

テープカットが見たくて朝から並んだという市立旭が丘小5年の近藤蒼君(11)は、祖母の小川小夜子さん(63)=同市中瀬古町=と来店。近藤君は「すがきやとバーガーキングが楽しみ」と笑顔を見せ、小川さんは「サンズがなくなり不便だったので、開店を待っていた。店内は見やすいし、新しくてわくわくする」と、2人で仲良く買い物を楽しんでいた。