【鳥羽】今月7日に開業60周年を迎えた三重県鳥羽市の鳥羽国際ホテルが25日、リニューアルオープンする。昭和39年の開館以来、皇族をはじめ国内外の賓客が宿泊するなど、伊勢志摩の迎賓館として歴史を積み重ねた同ホテルが、節目を機にエントランスフロアや客室を一新し、クラブラウンジを新設した。
エントランスフロアで目を引くのは、海と空を感じられる開放的な空間が魅力の屋外テラス「パールオーシャンテラス」。館内の「ザ・ロビーラウンジ」は従来の2倍の広さとなり、ランチやスイーツが楽しめるほか、バーを新設した。県産食材を使ったハンバーガーなどを購入し、パールオーシャンテラスで味わうこともできる。
客室は、人気の高いオーシャンビュースイートを「オーシャンビュースイート・クラブ」へとリニューアル。1室56平方メートルで16室あり、ベッドやソファは鳥羽湾の眺望が楽しめるように配置した。
「オーシャンビュースイート・クラブ」と「インペリアルスイート」の宿泊客限定で、朝食ビュッフェ、ティータイム、カクテルタイムの1日3回、利用できるクラブラウンジも新設。変わらぬ製法を守り続けるチーズケーキをはじめとするスイーツ、伝統のレシピを復刻した料理、伊勢志摩サミットで提供された地酒などが楽しめる。
惣明福徳総支配人(64)は「開業60周年を迎え、新たな鳥羽国際ホテルの歴史がスタートする。伊勢志摩の自然を楽しんでもらい、ゆっくりと滞在していただければ」と話していた。
問い合わせは同ホテル=0599(26)4121=へ。