【度会郡】玉城中1年の近藤陽太さん(13)=玉城町佐田=と、色つなぎ作家のちゃーむさん=玉城町原=のコラボ展が、三重県度会町上久具の「木ままな美術館」で開かれている。31日まで。木、金曜は休み。
小さい頃から絵が好きだった近藤さんは、地元の子ども美術塾「アトリエ・コバ」に小1―6年まで通い、さまざまな画材を使った表現方法を学び、楽しみながら作品制作に取り組んできた。
ちゃーむさんは洋裁が得意な叔母の影響で子どもの頃からハンドメードに触れ、現在は「もの作りを通じて笑顔と喜びを生み出したい」という思いで作家活動を実施。さまざまな布を使ってオリジナリティーあふれる作品を作り続けている。
近藤さんの母とちゃーむさんが友人という縁でコラボ展を開き、今回が2回目。ちゃーむさんは着物の端切れを組み合わせたコースターや鍋敷き、カラフルな色彩が目を引くバッグなど約40点を展示した。
近藤さんは、自身の好きな富士山をモチーフにした絵や版画、擬革紙を使った神様のお面、空から桜の木が生えているイメージで描いた「逆さ桜」など今までに制作した中から25点を並べた。
近藤さんは「いろんな人に見てもらえてうれしい。作品には題名を付けていないので、見た人の思うままに感じてもらえれば」と話していた。