阪神甲子園球場で開催の第96回選抜高校野球大会で、東海地区代表の宇治山田商(三重県伊勢市)は21日の1回戦第1試合(午前9時試合開始)で東海大福岡と対戦する。選手らは20日、兵庫県西宮市内で初戦に向けた最後の調整を行った。
2008年以来16年ぶり2度目のセンバツ。3回戦まで勝ち進んだ08年以来の甲子園勝利に向け、約2時間の練習の大半を打ち込みに費やした。最速142キロの東海大福岡の3年生エース佐藤翔斗をイメージし、打撃投手は打者に近づいて投球した。
ブルペンではベンチ入りした全投手が投球練習を行った。昨年の秋先発で活躍した2年生右腕加古真大は「(対外試合解禁の)3月頭から投げる度調子が上がっている。甲子園では与えられた仕事をこなしたい」と明るい表情で話した。
甲子園初采配となる村田治樹監督はシートノックで選手の動きを確認。「選手たちの状態は悪くなく、精神的にも落ち着いている。試合本番も自然体で臨みたい」と話していた。