金融知識の基本語る 百五銀G、高田高で講座 三重・津

【金融知識の基礎を話す村城氏=津市一身田町の高田高校で】

【津】百五銀行グループによる金融リテラシー講座が19日、三重県津市一身田町の高田高校であった。百五証券(同市岩田)の村城健介氏(47)が金融知識の基本を話した。

村城氏は将来必要になる「人生の三大費用」として教育▽住宅▽老後―を挙げ「まとまって必要になるお金のために貯蓄が必要」と説明。家計管理では「必要な物を優先し先にためる金額を決める」とポイントを挙げた。

預金▽債券▽投資信託▽株式―の金融商品別に安全性、収益性、流動性を解説。「投資は世の中のより良いサービスに自分のお金を託す役割もある」と述べ「目的別に金融商品を活用し自分に合った資産形成で将来の準備を」と助言した。

子どもや若者への金融経済教育を推進する国際的啓発活動「グローバルマネーウイーク」(3月1―31日)の取り組み。3年コース1年生約420人がキャリア教育の一環で聴講した。

土居江莉奈さん(16)は「貯蓄は後でと思っていたが大きな目標に向け考えていくべきと思った。債券の話など本職の方から聞けて分かりやすかった」、一尾陸月さん(16)は「お金は使い方次第で増やすことができると分かった。夢の実現のため生かしたい」と話した。