伊勢新聞

当初予算など「可決すべき」 三重県議会予算決算常任委

【一般会計当初予算を「可決すべき」とした予算決算常任委=県議会議事堂で】

三重県議会予算決算常任委員会(村林聡委員長、47人)は18日、新年度一般会計当初予算など予算関連の50議案について、いずれも「可決すべき」とした。22日の本会議で採決する。

一般会計当初予算は吉田紋華委員(共産党、1期、津市)が反対し、他の45人が賛成。吉田委員は国民健康保険事業特別会計予算や水道事業会計予算などの8議案にも反対した。

吉田委員と稲森稔尚委員(草の根運動いが、3期、伊賀市)は、一般会計当初予算から結婚支援やリニア中央新幹線などの事業費を削った修正議案を提案したが、反対多数で否決された。

また、総務地域連携交通常任委の喜田健児委員長(新政みえ、2期、松阪市)は委員長報告で、県庁や県立高校の建て替えに向けた積立金を計画的、安定的に計上するよう県当局に要請した。

13日の総務地域連携交通常任委で上がった意見を踏まえて要請。同常任委では、一般会計当初予算に積立金を計上しなかった県当局に対し、委員から「約束と違う」との批判が出ていた。