伊勢新聞

ストア先行開店 カメヤマローソクタウン、5月グランドオープン 三重

【ろうそくや線香の商品が並ぶ店内=亀山市栄町で】

【亀山】ろうそく・線香の製造販売をする「カメヤマ」(谷川花子会長)は15日、三重県亀山市栄町で、「見て!学んで!作って!買える!『カメヤマローソクタウン』」のグランドオープン(5月15日)に先駆けて、「カメヤマローソクタウンストア」を先行オープンした。午前10時―午後6時。定休日は毎週月曜。

【白をベースにした外観=亀山市栄町で】

同社は昭和2年、同所で、伊勢宮大工の頭領だった谷川兵三郎氏が、神に仕える仕事をと神仏ろうそくの製造を始めた。3年後の令和9年に創業100周年を迎える。現在ろうそく国内シェア75%で、亀山の地場産業を支えている。

同タウンは、100周年を迎える一環として、地域に根ざすランドマーク的存在を目指している。

先行オープンした店内には、昭和26年当時の復刻版「紺箱パッケージろうそく」、誕生日や結婚式用などのろうそくのほか、紫式部「桜の香り」の線香など8コーナーに分け、ろうそくと線香を一堂に並べた。

また、店内奥には、ろうそくのともしびで空間を彩る「灯(あかり)ミュージアム」を併設。非日常的スペースで約300本のろうそくのともしびを見ながら癒やしが楽しめる。

【約300本のろうそくをともした「灯ミュージアム」=亀山市栄町で】

同社管理本部の野田明本部長(53)は「創業の原点であるこの地を、ランドマーク的存在にしたいと計画を進め、本日先行オープンすることができた」とし、「弊社の商品を一堂にそろえたストアに、足を運んでいただければ」と話していた。

【約300本のろうそくをともした「灯ミュージアム」=亀山市栄町で】
【白をベースにした外観=亀山市栄町で】