【四日市】三重県四日市市の水墨画愛好者５人で組織する「水墨画五人会」（平出恒志代表）は13日、同市安島の市文化会館第４展示室で、２回目のグループ展「北勢を描く」を開いた。北勢地域を題材に描いた作品18点を展示している。14日まで。
平出代表(79)と中西宜洋さん(83)、後藤栄樹さん(80)、黒木健二さん(75)、小西結喜さん(82)の５人。同会は、「三重水墨画会」の四日市在住メンバー５人で一昨年に創設した。
いなべ市東員町の六把野井水に架かる橋の上を三岐鉄道北勢線の電車が走る風景「ねじり橋通過」、桑名市の長良川と揖斐川の分離堤の松原に夕日が差し込む「油島千本松原」、菰野町竹成の石仏五百羅漢の喜怒哀楽の表情を描いた「竹成の羅漢」など、墨の濃淡で生き生きと表現した作品が並ぶ。
平出代表は「５人それぞれが、楽しみながら郷土の良さを再確認することができた。水墨画の魅力を多くの方々に伝えられたら」と話していた。