共産党三重県委員会は12日、新たな役員体制を発表した。委員長は大嶽隆司氏(63)が続投。次期衆院選の三重1区に立候補を予定する出口洋介常任委員(34)を書記長に選出した。
委員会によると、役員人事は津市内で9日に開いた年に一度の「県党会議」で決定した。大嶽氏は昭和57年に入党。書記長などを経て、平成16年から委員長を務めている。
このほか、役員人事では松岡三郎書記長(77)が副委員長に就任。前県議の山本里香副委員長(65)も続投する。県委員として、新たに吉田紋華県議(26)を選出した。任期はいずれも1年。
会議では、2300人とされる県内の党員を2500人に増やす目標を盛り込んだ方針を決定。老朽化に伴い、津市桜橋1丁目の事務所を同市船頭町津興に移転することも決めた。
大嶽委員長は記者会見で「衆院議席の拡大や次期県議選での2議席奪還を果たしたい」と強調。自らの進退は「自分で決めるものではない。そのときが来れば代わると思う」と述べた。