【四日市】三重県四日市市萱生町の四日市看護医療大学の学位記授与式が10日、市内のホテルであった。ともに看護医療学部の看護学科111人と臨床検査学科の23人が、希望を胸に新たな道へと巣立った。
式では、卒業生一人一人の名前が読み上げられ、柴田英治学長が両学科の代表者に学位記を授与した。4年前に開設された臨床検査学科は、学科初の卒業生を送り出すこととなった。
今年の卒業生は、新型コロナウイルスの流行によって入学式が中止となり、1年遅れての入学式だった。入学後もオンライン授業を余儀なくされ、臨地実習が短縮されるなどした。
柴田学長は「学生時代にコロナの影響を受けた生き証人として、次の世代に伝えてほしい。そして立派な医療人になることを期待している」と激励。
卒業生を代表して看護学科の渡邉菜花(なのは)さん(22)が「4年間の学びと経験、思い出を胸に、新たな一歩を踏み出す」と答辞を述べた。
卒業生のほとんどが、県内の病院に就職するという。