伊勢新聞

健康寿命を延ばそう 脳トレやAIで歩行分析 三重・いなべ

【普段食べる食事の栄養バランスをチェックしてもらう参加者=いなべ市藤原町市場の藤原文化センターで】

【いなべ】健康寿命の延伸に役立ててもらおうと、三重県のいなべ市社会福祉協議会と市は9日、「健幸(けんこう)フェスタinふじわら」を、同市藤原町市場の藤原文化センターで開いた。参加者はタブレット端末を活用した脳トレやAIを使った歩行分析、eスポーツなどを体験して、楽しみながら健康への意識を高めた。

会場内で人気を集めていたのが、日頃食べるメニューの栄養バランスを評価する「食育SAT(サッと)システム」の体験コーナー。希望者は、ICチップが内蔵された食品サンプルの中から、普段の夕食のメニューを選んでトレイに載せる。最後にトレイを機器の上に載せて、栄養バランスをチェックしてもらう。

管理栄養士から食事のアドバイスも受けられ、体験した同市大安町宇賀新田の伊藤善吾さん(77)は「炭水化物の取り過ぎと注意を受けた。ラーメンが好きで、ついスープまで飲んでしまう。気を付けないと」と気を引き締めていた。