勤務中に起こした公用車での物損事故を報告しなかったとして、三重県警は警察署所属の30代巡査長を本部長注意の処分とした。処分は1日付。
県警によると、巡査長は1月4日午前10時15分ごろ、公用車のワンボックスカーで市道を通常走行中、高さ2㍍制限の門型柱に衝突して損壊させたが、事故を報告しなかったとされる。同乗者はいなかった。
他の職員が同月15日、車のルーフが傷ついていることに気付き発覚。県警は道交法違反(報告義務)の疑いで巡査長を書類送検した。先月19日付。
巡査長は「正直に言えばよかった。後悔している」と話しているといい、県警は「全職員に対して、交通事故防止や法令の順守を徹底する」としている。