伊勢新聞

風景や静物画25点展示 津で絵画クラブみどり

【「絵画クラブみどり」の作品が並ぶ会場=津市美里町北長野の美里ふるさと資料館で】

【津】三重県津市森町の七栗公民館で活動する「絵画クラブみどり」の作品展が、同市美里町北長野の美里ふるさと資料館で開かれている。60―70代の会員8人と講師の、風景や静物画など25点を展示している。4月2日から一部展示を入れ替え29日まで。月曜休館(最終日は開館)。入場無料。

同会は公民館講座の修了生で自主講座を立ち上げ10年以上がたつ。元高校美術教諭で自由美術協会会員の川西みどりさん(75)=同市森町=を講師に月2回活動している。

ザクロ、シャクヤク、漁港、里山など静物や風景を透明水彩などで思い思いに描いている。川西講師の100号の抽象作品もある。「懐かしの校庭」と題した作品は、旧稲葉小の桜の大木の下に集う同会のメンバーを柔らかな色使いで描いており、人物の笑顔が目を引く。

川西講師は「教室は和気あいあい。皆さん自分の良さをどんどん出していて、かえってこちらが教えてもらっている」と話した。