伊勢新聞

特殊詐欺の手口知って 桑名生活安全協会、高齢者に寸劇で紹介 三重

【特殊詐欺の手口を寸劇で伝える木地事務局長(左)=桑名市中央町のくわなメディアライヴで】

【桑名】後を絶たない特殊詐欺の被害を防ごうと、桑名地域生活安全協会の木地茂事務局長が6日、三重県桑名市内で開かれた高齢者の集まりに出向き、特殊詐欺の代表的な手口をお年寄りに教えた。

市民グループが、くわなメディアライヴ(同市中央町)で開く「桑名いきいき体操のつどい」の参加者約50人が見入った。木地事務局長は犯人役を演じ、警察官を装ってうその電話をかけ、キャッシュカードをすり替えてだまし取る手口を披露した。

木地事務局長は「警察官がキャッシュカードを預かったり、暗証番号を聞くことは絶対にない。こうした電話がかかってきたら、話を聞かずにすぐに電話を切って、警察に連絡してほしい」と話した。