【志摩】三重県志摩市の橋爪政吉市長(49)は5日、市議会定例会で、任期満了(10月30日)に伴う志摩市長選(10月13日告示、20日投開票)に再選を目指して立候補すると表明した。今のところ、他に出馬表明はない。
一般質問で金子研世議員が市長選への立候補について尋ね、橋爪市長は「志摩市は今年、市制20周年を迎え新たな時代に向かって動き始めている。後戻りすることなく、さらに前へ進めていくため、私は次期市長選挙に立候補する決意を固めた」と答弁した。
橋爪市長は1期目を振り返り、最優先に実施してきた防災・減災対策や、前回の選挙戦で掲げた「5つのチェンジ(価値観、安心、教育、産業、行政)」を柱に推進した取り組みを挙げ、「自己評価としては実施中のものも含め、7割程度進捗(しんちょく)している。引き続き、公約の達成に向けて取り組んでいきたい」と述べた。
その上で「志摩市政にはまだまだ多くの課題が残されている。子や孫の世代に『自慢できる新しい志摩市』という贈り物ができるよう、これからも変化をおこしながら、さまざまな施策を私が先頭に立って進めていきたい」と力を込めた。
橋爪氏は同市大王町波切出身で県立水産高校卒。平成28年の市議補選で初当選。2期目の令和2年に出馬した市長選で初当選し、現在1期目。