伊勢新聞

「灯おどり」や子ども合唱団 亀山で「音楽祭」 観客500人

【ボンボリを手に持ち「灯おどり」を踊る市民ら=亀山市東御幸町の市文化会館で】

【亀山】三重県の亀山市地域社会振興会(岸英毅理事長)が主催する、文化をつなぐコンサート「KAMEYAMA音楽祭」が3日、同市東御幸町の市文化会館で開催され、観客約500人を魅了した。

音楽祭は二部構成。一部は伝統文化をテーマに、昭和32年から市民らが夏祭りで踊っている、ボンボリを手に持ち踊る「灯おどり」を、和太鼓と三味線奏者の演奏で、日本舞踊「寿好会」の丹羽良子代表ら市民計13人が「亀山音頭」と「亀山小唄」を披露した。歌と吹奏楽をテーマにした二部では、歌手でミュージカル女優の田村麻理子さんが、亀山少年少女合唱団と一般公募の子ども合唱団の計27人と「さんぽ」など2曲を合唱したほか、田村さんと亀山市吹奏楽団との共演もあった。

【田村さん(前列右端)と一緒に合唱する子どもら=亀山市東御幸町の市文化会館で】

田村さんは「子どもの元気な歌声にパワーをもらった」とし、「吹奏楽団との共演も、気持ちよく歌えて、亀山の皆さんとのステージが楽しかった」と話していた。