三重労働局は1日、1月の一般職業紹介状況を発表した。県内の有効求人倍率(季節調整値)は前月と同じ1.25倍。全国順位は一つ下げて27位。8カ月連続で全国平均を下回った。
同局によると、有効求人数は、前月比1.1%(327人)増の3万1151人。有効求職者数は、0.9%(219人)増の2万4854人となった。
新規求人倍率は前月から0.09ポイント上昇し、2.09倍。全18業種のうち、運輸業などの13業種が前年同月比で新規求人を減らした。小売業などでは、引き続き増加している。
製造業の新規求人は1541人で、前年同月比3.9%(62人)減となりつつ、前月(13.1%減)に比べて減少の幅は縮小。自動車の増産による影響とみられる。
同局は「改善の動きに一部で弱さが見られる」などとする雇用情勢の判断を据え置いた。「県内では今のところ、能登半島地震や自動車の認証不正問題による雇用への大きな影響はない」としている。