【伊勢】全国の造園業者でつくる日本造園組合連合会は1日、三重県伊勢市の伊勢神宮内宮に樹木を奉納する造園感謝祭を開き、国産のアカマツを納め植樹した。
樹木への感謝と業界の発展を願い、昭和52年から木の奉納と神苑の剪定(せんてい)奉仕を続け、48回目となる。この日は、全国から関係者約600人が参加した。
奉納されたアカマツは、高さ3・3メートル、枝幅1・5メートル。白い作業着に身を包んだ東京都支部の青年奉仕団65人が、木と台座を合わせた約400キロを担ぎ、宇治橋を渡って神楽殿に奉納。参拝後、神苑に植樹した。
同連合会東京都支部の竹内誠一副支部長は「全国各支部が48年続けてきた奉納。伝統と造園技術、感謝の気持ちを次の世代につなげたい」と話していた。