伊勢新聞

「みえ高校生県議会」体験を 8月に実施、参加校を募集 三重県議長会見

【定例記者会見で、高校生県議会の開催を告知する中森議長=県議会議事堂で】

中森博文三重県議会議長は1日の定例記者会見で、県内の高校生が議会活動を体験する「みえ高校生県議会」を、8月21日に県議会議事堂で開くと発表した。参加校を募集している。

県議会によると、生徒らに県議会への関心を高めてもらうことや、生徒の意見を議会での議論に反映させることなどを目的として、平成26年度から実施。2年ぶり5回目となる。

生徒らは在籍する学校ごとに2―4人のグループで参加し、議場で県政について質問。常任委員長を務める議員らが答弁する。これまでに延べ43校から146人の生徒が参加した。

主催する広聴広報会議(10人)の座長を務める杉本熊野副議長は「高校生からは貴重な意見があり、学ぶことが多い。生徒の意見や提言は、議員らが今後の質問などで生かす」と述べた。

過去の開催で印象的だったこととして、県立聾(ろう)学校の生徒が「聴覚に障害のある人が暮らしやすい県にしてほしい」と訴えたことや、県立紀南高の生徒が防災の提言をしたことを挙げた。

5月7日までに申し込む。8校程度を受け入れる。応募多数の場合は抽選。傍聴可能。インターネットで中継する。問い合わせは議会事務局企画法務課=電話059(224)2877=へ。