伊勢新聞

風景や静物画26点 津で旺玄会三重支部展

【旺玄会三重支部の作品が並ぶ会場=津市中央の三重画廊で】

【津】絵画公募団体旺玄会(本部・東京)三重支部(奥山かず子支部長、会員18人)の小品展が28日、津市中央の三重画廊で始まった。油彩などを中心に30号までの具象や抽象作品26点を展示している。3月3日まで。入場無料。

同支部は津や松阪などの本部会員らで構成し本部展出品の大作展と自由に描く小品展を年1回開いている。

青草の間を自転車が走る遠景を柔らかな色合いで描いた「move on」、皮や根を緻密に再現した「葉付玉葱」、青みがかった灰色を基調に抑えた色味でまとめた「記憶のどこか」など風景、静物、人物などさまざまな作品がある。

入会し10年以上になる小野寺有子さん(68)は「絵に打ち込むことで他のことにも集中できる」と話す。奥山支部長(73)は「災害や戦争がある中で絵を描き展覧会ができるのはありがたいこと」と話した。