茶道やクイズで食育教室 津の三重調理専門学校生、園児らと交流

【抹茶を味わう園児ら=津市大谷町の大川学園で】

【津】津市大谷町の三重調理専門学校の2年生16人が27日、同校や系列の大川幼稚園が入る大川学園で食育教室をし、茶道の作法の手ほどきや食べ物クイズなどで同園の年長児50人と交流した。

食育インストラクターの資格取得の一環。日本文化や食への興味を深めてもらう目的で15年以上前から実施している。

生徒は2色の練り切りを使ってきんとん作りを手ほどきし、抹茶の道具の名前や茶わんを右に2度回して飲む作法を説明した。また食品を赤青黄の3色の栄養素に色分けしてバランス良く食べる大切さを説いた。

園児はきんとんと共に抹茶を味わい、箱の中の野菜を触って当てる食べ物クイズには大喜びで取り組んだ。家城凛斗ちゃん(6つ)は「お菓子は甘くておいしいけどお茶は苦かった。お兄さんたちと一緒は楽しい」と話した。

【食べ物クイズをする生徒ら=津市大谷町の大川学園で】

同園出身で園児時代に授業を受けた上百香さん(20)は「クイズをしたことを覚えている。子どもたちに食べる楽しさを知ってほしい」と話した。