バレーボールVリーグ3部(V3)女子は25日、鈴鹿市江島台のAGF鈴鹿体育館で今季最終節の2試合が行われた。昨年11月から4チームによる5回戦総当たり方式によるリーグ戦が行われ、本県から出場したヴィアティン三重は0ポイント(0勝15敗)の4位で全日程を終えた。優勝は32ポイント(11勝4敗)の倉敷アブレイズ(岡山)だった。
ヴィアティン三重女子は男子に続いて2022―23シーズンからVリーグに参入した。昨シーズンはチーム数の関係で女子の3部が成立せず、特例措置として2部の試合に出場していた。
Vリーグ新規参戦の3チームを迎え撃つ形になった今季は苦しいシーズンとなった。AGF鈴鹿体育館にカノアラウレアーズ福岡を迎えて行われた最終戦もセットカウント0―3で終戦。終盤まで接戦を繰り広げた第3セットも22―25で落とした。
仕事とバレーを両立しながら戦ってきた選手らを応援しようと約1000人が来場。チーム発足時から在籍してきた津市出身の草深ことみ主将は今季限りの引退を表明しており、津商高時代の恩師らが見守る中約20年の競技生活にピリオドを打った。試合後「1勝もできなかった現実は受け止めなければならないが、もがき苦しんで皆で悩んだ濃い1年はこれからのヴィアティンの糧にしてほしい」と話した。