伊勢新聞

児童らフラワーアレンジ楽しむ 伊勢・宮山小で体験授業 三重

【地元産のバラやガーベラを使ったフラワーアレンジメントを楽しむ児童ら=伊勢市旭町の宮山小学校で】

【伊勢】三重県伊勢市旭町の宮山小学校で22日、市内で生産が盛んなバラやガーベラを使ったフラワーアレンジメントの体験授業が開かれた。

市内では豊浜地区を中心に、バラやガーベラ、カーネーションといった切り花の生産が盛ん。バラの生産量は県内トップで、関西や中京圏に年間約360万本を出荷している。体験授業は、児童らに地元の農業に関心を深めてもらおうと、市が企画した。

5年生49人が、バラ農家の大仲彰子さんの手ほどきでフラワーアレンジに挑戦。大仲さんから、花の茎の切り方や創作のこつを教わり、白い籠を使って、赤や黄、紫色などカラフルに花を飾りつけていった。体験の前には、県内で生産されている花や植物について学ぶ講義もあった。

体験した女子児童(11)は「伊勢でこんなにきれいな花がつくられているのはすごい。色とりどりにできたので、家族みんなに見える場所に飾りたいな」と話していた。