ピアノのアジア大会で銀賞 鈴鹿中等教育2年の伊藤君、市長に喜び報告 三重

【賞状とメダルを手に銀賞を喜ぶ伊藤君=鈴鹿市役所で】

【鈴鹿】1月13日に東京都で開催した「第25回ショパン国際ピアノコンクール イン アジア」で、中学生以下を対象にした「コンチェルトAA部門」に出場し、銀賞を受賞した三重県鈴鹿市平野町の伊藤依慎君(14)=私立鈴鹿中等教育2年=が22日、同市役所で末松則子市長に喜びを報告した。

伊藤君は、保育園でのピアニカ演奏をきっかけにピアノに興味を持ち、現在は長尾絵里奈ピアノスクールで学び、平日は2時間、週末は5時間程度練習する。

好きな作曲家はショパンで、同コンクールは2回目の出場となる。今回は課題曲から選んだ藤原豊作曲「火のくつと風のサンダル」を弾き、高い評価を得た。

来庁した伊藤君は「(課題曲は)楽しい感じの曲。音の強弱や表現を出すところに気をつけて、満足な演奏ができた。次のショパンコンクールでは中学生部門で金賞を取りたい。将来の目標はピアニストになること」と話した。

末松市長は「鈴鹿から素晴らしいショパンが弾けるピアニストが誕生することを期待している」と激励した。